大阪桐蔭12回サヨナラ勝ちで春連覇へ王手 西谷監督「必ず日本一に」

サヨナラ勝ちで決勝進出。歓喜する大阪桐蔭ナイン=甲子園(撮影・佐藤厚)
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 「選抜高校野球・準決勝、大阪桐蔭3-2三重」(3日、甲子園球場)

 史上3校目、36年ぶりの春連覇を目指す大阪桐蔭(大阪)が延長12回、三重にサヨナラ勝ちし決勝に進出した。

 2対2の同点で迎えた延長12回2死一塁、好投を続けていた三重の定本拓真投手(3年)から4番の藤原恭大外野手(3年)が左中間を破る適時二塁打を放ち、試合に決着をつけた。

 先制は三重。三回、1死二塁から梶田蓮外野手(3年)が、大阪桐蔭・柿木蓮投手(3年)から右中間に先制の適時三塁打を放ち、続く浦田輝外野手(3年)も中前適時打で2点目を加えた。

 大阪桐蔭は六回に反撃。山田健太内野手(3年)が左翼へチーム初、大会20号のソロを運び1点差とした。

 九回には1死一、二塁から小泉航平捕手(3年)の右前適時打で同点に追いつき、今大会6試合目の延長戦に持ち込んでいた。

 五回から2番手で登板した根尾昴(3年)が8回を4安打無失点投球だった。

 智弁和歌山(和歌山)と対戦する決勝に向けて大阪桐蔭の西谷浩一監督は「去年の夏、仙台育英に負けて、次の日から日本一になるとずっと言い続けてやってきた。決勝戦まで来れたことを喜びに感じて、必ず日本一になりたい」と話した。

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