日本ハム・村田が今季初勝利 大学の先輩、上原に「負けないくらいの成績残したい」
「楽天1-3日本ハム」(5日、楽天生命パーク宮城)
日本ハムの先発・村田透投手が8回4安打1失点と好投。今季初勝利を勝ち取り、チームは3連勝を飾った。
序盤は「意気込み過ぎました」とボールが甘いコースに入り、三回1死の場面でオコエに先制の一発を被弾。それでも、中盤以降は手元で動く変化球を効果的に投じてスコアボードに「0」を並べた。8回96球とプロ初完投も視野に入ってきたが、栗山監督が「最初の登板は100球がメド」と交代を決断。「しっかり頑張ってくれた」と褒め称えた。
村田にとって、今季から巨人に復帰した母校・大体大の先輩、上原の存在は大きい。「偉大な先輩なので、そう連絡は取れないんですけど…。追いつきたいですし、上原さんに負けないくらいの成績を残したいと思います」。巨人を戦力外となり、米国で武者修行に励んだ後に昨年プロ初勝利。この日つかんだNPB2勝目には、確かな手応えがあった。
中田の執念の一打で勝ち越し、チームは今季初の3連勝。開幕3連敗スタートの悪夢を完全に払しょくし、借金0で息を吹き返した。栗山監督は「またスタートラインに立てる」と表情を引き締める。7日からは舞台を東京ドームに移し、ロッテを迎え撃つ覚悟だ。