楽天・則本が通算1000奪三振で今季初勝利 次の目標は…「チームが勝つこと」
「楽天7-2ソフトバンク」(6日、楽天生命パーク宮城)
楽天・則本昂大投手(27)が、三回に内川からフォークで三振を奪い、通算1000奪三振とした。史上147人目。初奪三振は2013年3月29日のソフトバンク戦(ヤフオク)。打線の援護を受け、8回2失点9奪三振で今季初勝利を挙げた。チームは連敗を5で止めた。
通算996奪三振でこの日を迎えた則本は柳田から1つめの三振を奪うと、二回に2奪三振で王手をかけた。三回は本多の犠飛で1点を献上したが、内川を空振り三振にきってとった。
958回での達成は、藤川球児の771回2/3、野茂英雄の871回、石井一久の913回、江夏豊の940回に次ぎ、史上5番目のスピードとなった。
節目の記録の日を白星で飾り「まあホッとしています」と振り返った則本。強打者の内川から1000奪三振目を奪ったことには「内川さんには毎年よくやられているので、これからの対戦でもしっかりと抑えられるように、今後もやっていきたいと思います」と力を込めた。次の目標には「チームが勝つことだけです」と、個人記録は二の次だと宣言。「本拠地に帰ってきて、なかなか勝てなくてすいませんでした。明日からはガンガン勝てるようにチーム一丸となって頑張ります」と巻き返しを誓った。
打線は初回にペゲーロが先制2ラン。1点差とされた後、今江、銀次の連続適時打で3点を奪い突き放した。四回にも1点、五回は嶋のスクイズで1点を加えた。九回はセーブがつかない5点差の状況ながらクローザーの松井が登板し無失点で締めくくった。
ソフトバンクは先発の千賀が3回2/3を6失点で降板し、今季初黒星となった。