ヤクルト・山田哲「今年一番のスイング」センター意識で天敵から今季初アーチ

 「ヤクルト6-0巨人」(6日、神宮球場)

 復調の証しは、何より価値のある一発となった。チームが8連敗中だった巨人の菅野から放った今季初アーチ。ヤクルト・山田哲人内野手は「今年一番のスイングができた」と自賛した。

 3点リードの五回1死。初球のスライダーを完璧に捉えるソロを、左翼席に放り込んだ。二回は中堅フェンス直撃の適時三塁打。2安打2打点で天敵から15年9月27日以来11試合ぶりの白星をもたらし「ずっとやられている。何とかやってやろうと思っていた」と充実感をにじませた。

 オープン戦4本塁打の好調から一転、開幕6試合で20打数2安打。この日の試合前には「ボールは見えてるけど、何が悪いかわからへん…」と弱気な言葉ももれた。救ったのは、石井、宮出両打撃コーチの「センターを意識してみれば」という助言。バットの先で引っかけ気味だったズレがなくなり、本来の姿を取り戻した。

 「絶好調でも抑えられる投手から、2本打てたのでよかった」。球界のエース撃ちで解いた呪縛。若き主砲もツバメ軍団も、ここから上昇気流に乗る。

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