プロ注目の日体大・松本航が12回無失点 中日スカウトは「ストレート系は威力十分」
「首都大学野球、東海大4-3日体大」(8日、越谷市民球場)
今秋ドラフト上位候補右腕の日体大・松本航投手(4年・明石商)が先発し、12回を5安打無失点で投げ切った。
楽天など6球団がバックネット裏に詰めかける中、直球がさえた。この日は130球を投げて最速147キロ。「要所でスピンの利いたボールを投げられた」と三塁を踏ませなかった。バント処理で2度、二塁封殺するなど華麗なフィールディングも披露。けん制で二塁ランナーも刺し、投球以外でも随所で魅せた。
視察した中日・中田アマスカウトディレクターは「ストレート系の威力は十分」とプロでも即戦力の期待をかけた。
試合はタイブレークの延長十六回に東海大が1点を勝ち越して逃げ切り、勝ち点の行方は3回戦へ持ち越しとなった。