ヤクルト2年目・中尾がプロ初勝利 女手ひとつで育ててくれた母親に感謝

プロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを手にヤクルト・小川淳司監督(左)と握手を交わすヤクルト・中尾輝=神宮(撮影・出月俊成)
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 「ヤクルト7-4巨人」(8日、神宮球場)

 ヤクルトの2番手で登板した中尾輝投手が待望のプロ初勝利を飾った。

 先発が山中が2度のリードを守れず、4回6安打4失点で降板。五回から登板した中尾は3イニングを任され、1安打無失点とチームの勝ち越しを呼び込む好投を見せた。

 名古屋経大からドラフト4位で入団した2年目左腕。待望のウイニングボールとともに、本拠地でのヒーローインタビューに呼ばれると「(10日から)ナゴヤドームなので、親が居酒屋を経営しているのでそこに持って行きたい。ずっと応援してくれた母に初勝利を伝えたい」と、女手ひとつで育ててくれた母への感謝を伝えた。

 15得点を奪った7日は4年目の風張がプロ初勝利。そして中尾が続き、巨人に連勝した。「投手陣が弱いと言われてきたので、今年こそ投手陣で勝てるようにしたい。優勝できるように頑張ります」と力強く誓った。

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