東洋大ドラフト候補右腕に明暗 梅津は7回1失点の好投、甲斐野は振るわず
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「東都大学野球、中大3-1東洋大」(10日、神宮球場)
東洋大の今秋ドラフト上位候補右腕2人がそろって登板するも明暗が分かれた。
先発した梅津晃大投手(4年・仙台育英)は「パワーを温存して投げられた」とリーグ戦自己最長となる7回を投げ1失点(自責0)7奪三振と力投。12球団スカウトの前で直球は自己最速タイの153キロを計測し、鋭く落ちるフォークを織り交ぜ打者を翻弄(ほんろう)した。視察した広島・苑田スカウト統括部長は「簡単に打てない。まだまだ(球は)速くなる」と伸びしろに期待をかけた。
梅津の後を受け、八回から今季初登板した甲斐野央投手(4年・東洋大姫路)は中大の4番・吉田叡にソロ本塁打を浴びるなど2回2失点と振るわなかった。
中大の雪辱で1勝1敗となり、勝ち点の行方は11日の3回戦へと持ち越された。