楽天・松井 救援失敗4度目 前夜に今季初セーブもわずか一夜で…
「オリックス2-2楽天」(11日、京セラドーム大阪)
開幕から続く不調から、なかなか脱却できない。1点リードの九回2死二塁。楽天・松井裕樹投手は代打・伏見に同点の適時二塁打を許した。今季6試合に登板し、これで4度の救援失敗だ。
ベンチに戻った左腕の目はうつろだった。「球が高かった?それもあったかもしれないけど、カウントが悪かったので、中(ストライクゾーン)で勝負した」。前夜に今季初セーブを挙げて取り戻したはずの自信が、一夜にして打ち砕かれた。
松井のオリックス戦での失点は、2014年9月29日以来4年ぶり。当時は先発で、クローザーに転向後は初めて。3年間無失点に抑えてきた“お得意さま”だった。
梨田監督は「まだそこまで深刻じゃない。配置転換?いろんな話は出てくると思うが、僕はその必要はないと思っている」と努めて冷静に話した。後続の救援陣が踏ん張ってドロー。負けは免れたものの、クローザーの復調なくして、チームは波に乗れない。