DeNA6連勝!大和で単独首位 ラミレス監督就任後初
「DeNA6-5中日」(13日、横浜スタジアム)
新たな野球が、新たな歴史を紡ぐ。終盤の逆転劇で6連勝。「(他チームも)今年のDeNAは違うなと思っているのでは」と笑顔のDeNA・ラミレス監督。15年7月15日以来、ラミレス監督就任後初となる単独首位に躍り出た。
20年ぶりの歓喜を呼び込むため、指揮官が掲げるスモールベースボール。1点を追う三回無死一塁では神里の中飛で一走・倉本がタッチアップで二塁へ。そして打席に、新生・DeNAを象徴する大和が向かう。
「いい形でつなぐ気持ちだった」という一打が左前への同点適時打となり、移籍後初打点を記録。さらに2点を追う七回。1点を返しなお無死二、三塁で中前へ再び同点に追いつく適時打。その後の決勝点につながった。
7日の広島戦から左打席を封印。「中途半端になるより、一つに絞りたかった」と、チームへ貢献するための苦渋の決断だ。そして「迷いがなくなった」と、その日を境に右投手との対戦打率が・333と覚醒した。
前夜の巨人戦で左膝に自打球を当て、この日は試合前練習のアップから外れた。それでも「大丈夫です」と大和。何のために横浜に来たのか-。その思いがあるからだ。初の本拠地お立ち台では「(連勝を)まだまだ続けていかないといけない」と宣言。新たな力を得たDeNAの快進撃は、まだ止まらない。