慶大・福井章吾 代打でリーグ戦初打席初安打初打点
「東京六大学野球・第1週第1日、慶大15-0東大」(14日、神宮)
秋春連覇を目指す慶大が大勝で好スタートを切った。大阪桐蔭の主将として昨春のセンバツ優勝に貢献した福井章吾内野手(1年)が八回に代打でリーグ戦初出場。右前適時打を放ち、初打席を初安打初打点で飾った。
開幕戦から出番が回ってきた。八回、2点を追加し、なおも2死一、二塁の場面。7番・中村健人外野手(3年・中京大中京)の代打として福井が打席に立った。インコース低めの直球に食らいつき、右前へ。「自信になった」といきなり結果を出し、この回一挙9点の猛攻に一役買った。
開幕直前まで木製バットへの対応に苦しみながら「ここ1、2週間で状態が上がってきた」と背番号35を勝ち取った。大学では主に内野手としてプレーするが、「キャッチャーをあきらめたわけじゃない」と熱い思いも秘める。
センバツでの後輩たちの優勝も刺激になった。「次は自分が刺激を与えてやろう」と誓って迎えた神宮の舞台で上々のデビューを果たした。