DeNA 冴え渡るラミレス采配 継投策ズバリで7連勝
「DeNA2-0中日」(14日、横浜スタジアム)
DeNAの勢いが止まらない。球団では13年ぶりとなる7連勝。筒香、ロペスのソロ2発で奪ったリードを4投手の完封リレーで、首位をがっちりキープした。
ラミレス監督の采配が冴え渡った。2点リードの七回、好投のバリオスから先頭の亀澤に左前打を許すと、迷うことなく2番手エスコバーにスイッチ。助っ人左腕は三振と併殺で、難なくピンチを乗り切った。
八回はパットンでつなぐと、九回は前日に休養を与えた山崎康を投入。守護神は危なげなく三者凡退で抑え、完封リレーを成立させた。継投策がはまったラミレス監督は「チーム一丸となっての勝利。ピッチャー陣全員が素晴らしかった」と満足げに振り返った。
今永、浜口、ウィーランドと計算していた先発の3投手を故障で欠きながら、チームは絶好調。7連勝、首位の話題に「チームの雰囲気はいい。(7連勝は)しばらくぶりだと思うが、いい野球をやっている」とうなずいた。ただ、表情を引き締めて「首位に立っていることは考えていない。一日一日勝つことを考えている。これを続けていけたら」と、先を見据えた。