巨人・上原また炎上…3失点も由伸監督の信頼変わらず
「巨人4-5広島」(15日、東京ドーム)
レジェンドが、また沈んだ。2試合連続で救援失敗。不安定な投球を露呈した巨人・上原浩治投手の姿に球場が凍りついた。
2-2の七回に2番手として5試合ぶりに登板。2死後、高めに浮いたスプリットを菊池に左中間席に運ばれ、さらに2者連続適時二塁打を浴びた。2/3を3安打3失点で降板。ベンチで悔しそうに歯を食いしばった。
右腕は3失点した10日・DeNA戦に続いて炎上し2敗目。斎藤投手総合コーチと話し合い「厳しい場面で使うのはちょっと厳しい、ということだった」と上原。今後は勝ちパターンの継投ではない中継ぎに配置転換となる模様で、「一番は、状態をよくすること」と必死に前を向いた。
「上原への信頼は変わらない?特にね。はい」との考えを示した高橋監督。不可欠なピースの復調を待つしかない状況だ。とはいえ痛恨の連敗を喫し、3カード連続の負け越しでリーグ最速の10敗目。巨人が15試合目までに10敗するのは1947年の14試合目以来、71年ぶりの屈辱だ。最下位から脱出するためにも、リリーフ陣の整備は不可欠かもしれない。