西武・辻監督 ミラクルサヨナラ劇に「僕もすごいものを見せてもらいました」
「西武9-8日本ハム」(18日、メットライフドーム) 首位・西武が8点差をはね返す奇跡的なサヨナラ逆転勝ちを決めた。七回まで日本ハム先発・高梨に無得点に抑えられていたが、0-8と敗色濃厚の八回から反撃。日本ハム救援陣に襲いかかりこの回7点を返すと、九回も無死満塁のチャンスをつくり、最後は森友哉捕手が逆転のサヨナラ2点二塁打を放った。
奇跡的なサヨナラ劇に辻監督は「僕もすごいものを見せてもらいました。まさかというのが一番ですけど…」と驚きを隠せない様子。「八回にいろいろなかたち、相手投手の自滅もあり、取れるところで取って1点差までいった。そうなると九回は1点ですからね。誰がどうというより、つなぎの意識ですよ」と本塁打もない中でつないで大量点を生み出した打線を評価した。
ミラクル劇のヒーローを問われると、指揮官は「やめてください。1点差まで追いついた(八回)、ノーアウト満塁でお膳立てした(九回)。最後おいしいところを友哉が持っていったということでいいんじゃないですか」と全員をヒーローに挙げた。
これで12勝4敗。開幕から首位を走る。「こういう試合ができるということで自信になったというか、最後まであきらめず戦う試合を強く持つことができる」と指揮官は手応えを語った。