２１日の阪神戦（甲子園）での先発が見込まれる巨人・田口麗斗投手（２２）が１８日、“４度目の正直”を固く誓った。川崎市のジャイアンツ球場で調整。今季３戦で、いまだ勝ち星のない左腕は「３試合ふがいない投球が続いているので、とにかく勝ちたい気持ちが強い」と力を込めた。

　１３勝を挙げた昨季から一転、今季の不調スタートは想像以上に本人を苦しめている。「頭で考えていることと、体の動きが一致しない」。悩める現状を打開すべく「ためになる先生がいっぱいいる」と実績や経験豊富な菅野や杉内、内海らにアドバイスを求めるなど、復調への道を模索している。

　この日は、２日連続でブルペン入りし、球の回転などを入念にチェックした。前夜の山口俊の完投勝利に「自分もやらないといけない」と刺激を受けた左腕。開幕から３週間。ローテの中心として、これ以上停滞するわけにはいかない。敵地での虎狩りで、復活への一歩を刻む。