中日・松坂「悔いが残ります」勝ち越し点につながる自らの失策悔やむ

4回、西岡(奥)の投ゴロを取り損ね、ボールを追う松坂=ナゴヤドーム(撮影・立川洋一郎)
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 「中日-阪神」(19日、ナゴヤドーム)

 中日・松坂大輔投手(37)が移籍後2度目の先発。度重なるピンチに踏みとどまる投球にナゴヤドームが沸いた。7回を投げ終えて123球、4安打2失点の松坂は「自分のエラーで2点目を許してしまった。悔いが残ります」とコメントした。

 松坂は二回に糸原への中犠飛で先制を許す。四回は先頭の西岡のゴロを自らがファンブルして出塁させると、無死満塁から福留の遊撃併殺間に1点を失った。

 球場が最大に沸いたのは七回だ。1-2と1点を追う中日はこれ以上の失点は許されない。その状況で、松坂が1死一塁から、糸原にストレートの四球を出した。ここでベンチから朝倉投手コーチがマウンドへ。マウンド上で松坂と短く話し合った。続投が決まると、スタンドからは拍手が起こった。

 1死一、二塁から大山を浅い中飛に打ち取った後にもベンチから朝倉投手コーチとトレーナーがマウンドへ向かおうとした。すると、マウンド上から松坂は両腕で「×マーク」を作った。その姿に、スタンドからまたも大きな拍手が。

 そして二死満塁となっても、中日ベンチは松坂を信頼。ここで代打・上本に対しカウント2-2からの5球目の外角への変化球で空振り三振を奪うと、右腕を掲げてガッツポーズ。味方打線に逆転を託してマウンドを降りた。

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