DeNAドラ1東、巨人キラー襲名!本拠地初勝利で人生初のお立ち台
「DeNA5-0巨人」(19日、横浜スタジアム)
新たなGキラー誕生を予感させる快投だ。プロ初勝利を挙げた12日に続き、DeNAの新人左腕・東(立命大)が2試合連続で巨人戦登板。自己最長の7回1/3を無失点の好投で、今季2勝目、本拠地でのプロ初勝利を挙げた。
大歓声の人生初お立ち台。東は「本拠地で勝つのはスゴいんだと思った」とはにかんだ。そんな新人もマウンドに立てば貫禄の投球を展開する。前回登板とは変わり、立ち上がりから変化球の制球がさえた。
二回1死二塁の危機を乗り切ると、五回には長野、小林をチェンジアップで連続三振。初勝利時は「0点」とした自己採点も「今日は90点」と話した。
巨人打線の印象を「イメージ通り、打つ打線だった」と話す。だが「大体抑えるイメージをするが、その通りに投げられた」と前回3ランを浴びたマギーも4打数無安打に封じた。球団の新人の巨人戦初登板から2戦2勝は92年の有働克也以来、26年ぶり快挙だ。
イニング間に栄養補給でバナナを食べる“もぐもぐタイム”も「周りに『カワイイキャラを狙ってる』と言われる」と苦笑い。対照的にラミレス監督は「ベテラン投手のよう。落ち着いていて、配球も熟練している」と絶賛。その二面性も東の魅力だ。連勝を止められた直後のチームに、新たな風を運んだ。