巨人・岡本、新虎キラー襲名!特大3ラン含む3安打4打点で3連勝に貢献
「阪神1-10巨人」(22日、甲子園球場)
新虎キラー襲名だ。甲子園でのプロ初アーチを含む3安打4打点と大暴れ。巨人・岡本が今季初の同一カード3連勝に貢献した。G党の歓声を受けながらの初めてのヒーローインタビューでは「ホームランはどこの球場でもうれしいです。よかったです」と、緊張の表情を交えながらも、喜びをかみ締めた。
思い出の場所で成長した姿を見せつけた。四回、1点を返して同点とし、なお1死三塁から勝ち越しの中前適時打。これで気を良くした若武者は五回無死二、三塁、高橋遥の直球を完璧に捉えた。打球は浜風を物ともせず、バックスクリーンへ着弾。智弁学園3年春の三重戦で2発のアーチを記録したが、その時の1発目もバックスクリーンだった。「シングルよりも長打の方がいい。大きいのを打てるに越したことはないので」と特大の4号3ランに少しばかり胸を張った。
阪神戦で無類の強さを発揮する。今季6度の対戦で打率・417、3本塁打。全18打点中13打点が阪神戦だ。しかも阪神戦での決勝打はこの日で3試合目と相性抜群。高橋監督は「レギュラーっぽく見えてきた」と称えた。
「(子どものころは)阪神ファンでした」。縦じまを見ると闘志が沸々と湧いてくるという4年目の新鋭。巨人の新たな長距離砲が開花した。