日本ハム清宮 リベンジ3号 ロッテ阿部からガツン!走塁ミスは反省
「イースタン、日本ハム2-3ロッテ」(22日、鎌ケ谷スタジアム)
日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=が22日、イースタン・ロッテ戦(鎌ケ谷)に「3番・一塁」で4試合連続のフル出場。八回に右翼席へ3号ソロをたたき込んだ。20日の同戦で投ゴロ併殺打に抑えられていたロッテ・阿部和成投手(28)にリベンジした。
やられたままでは終われない。1-3の八回1死。リベンジの舞台は整った。清宮はゆっくりと打席に入り、マウンド上の阿部に視線を向ける。
「真っすぐを絶対に打ち返そうと思っていました」
初球は狙い通り、やや外寄りの149キロ直球。見事に捉え、右翼フェンス後方の防球ネットにぶち当てた。
2試合ぶりの3号ソロ。2発を放った20日のロッテ戦は、最終打席で阿部の前に沈んでいた。8-11の九回無死満塁。一発が出ればサヨナラの大チャンスで全球ストレート勝負を挑まれ、投ゴロ併殺打。後続も倒れて敗戦。悔しかった。
「今まで変化球しか打てていなかったので、速い球を初球から打てたことが良かったです」。意地の一撃の余韻に浸る一方、自身の走塁ミスにも言及した。
六回、先頭で高々と打ち上げた打球は左翼線に落ちる安打。「スタンドに入るファウルだと思いました」と打席で約2秒間動かず、単打止まり。最初から全力疾走なら二塁に到達できたかもしれず、続く岡の右前打がタイムリーになっていた。
荒木2軍監督は「それが上(1軍)にいけない原因」と厳しい表情で話す。打撃に加え、1軍の戦力になるには守備と走塁のレベルアップも必要不可欠だ。