楽天・則本昂大投手（２７）が２３日、２８日の西武戦（メットライフ）での今季２度目となる菊池との対決に意欲を燃やした。この日は楽天生命パークで練習し、ランニング、キャッチボールなどで汗を流した。４月１３日の前回対戦で菊池との投げ合いに敗れた右腕は「自分のやることをやって勝ちたい」と意気込んだ。

　エースが必ず負の歴史に終止符を打つ。チームの対菊池は、一昨年から昨年のＣＳファーストＳを含めて１３連敗中。則本は前回対戦で初回に３点の援護を受けながら、６回６失点と応えられなかった。今度こそ土をつけ、天敵を制することが、何よりチームの浮上のきっかけとなる。

　２０日のオリックス戦では今季初の２桁奪三振を記録。昨季は４月下旬から８戦連続２桁奪三振をマークして世界記録に並び、うち７戦を勝利に結びつけた。「勝つことだけを考えたい」。今季も自身の真骨頂を武器に、チームを波に乗せる。