日本ハム栗山監督、急死の衣笠氏「自分に厳しい方は周りに優しい」
元プロ野球広島で、“鉄人”の異名を持つ衣笠祥雄氏が23日に上行結腸がんで亡くなったことが24日、分かった。71歳だった。
突然の訃報に、球界にも驚きの声が広がった。日本ハム・栗山英樹監督は、オリックスとのナイターが行われる札幌ドームで報道陣に対応。ヤクルトでの現役時代、88年に広島市民球場で行われた衣笠氏の引退試合に選手として接したが「僕らの時代は雲の上の人。話しかけることはできなかった」と振り返った。
その後、解説者を務めていた衣笠氏とはグラウンドで言葉を交わすことも増え「いろいろ声をかけて頂き、感謝しています。大切なことを教えて下さった」と振り返った。その人柄に尊敬の念を抱き、「自分に厳しい方は周りに優しい。本当に優しく接してくれた」と、感謝の思いを述べた。