四国IL首位・香川投手陣を支える2人のコーチ
四国アイランドリーグplusの前期リーグ戦は、香川オリーブガイナーズが14試合で9勝3敗2分け(25日現在)と首位を快走中だ。今季の香川には、ヤクルトなどで活躍し、98年に最多勝(17勝)と沢村賞も獲得した川崎憲次郎氏(47)が投手コーチに就任。ここまでチーム防御率1・73と絶好調の投手陣を支えている。
川崎氏はホーム試合を中心にチームに帯同。独立リーグでの指導は初めてで、「ここには夢を持った選手がたくさんいる。西田監督に熱心に誘っていただき、彼らの力になれればと思った」とNPB入りを目指す若い選手たちにアドバイスを送っている。
チームには原田宥希(23)や秀伍(26)、石田哲也(25)らリーグ屈指の投手が在籍。自身の豊富な経験を注ぎ込み、「1人でも多くNPBに選手を送り込んで、その選手が上で活躍する姿を見たい」と期待を寄せた。
また、高松東高出身で元広島投手の天野浩一氏(39)が7年ぶりにコーチに復帰。川崎氏とともに投手陣を指導する。天野コーチは「四球を少なくすること」を今季のテーマ掲げ、「優勝はもちろん、選手を上の舞台に行かせることが目標」と力を込めた。強力なバックアップを受け、香川投手陣が優勝へ突き進む。