関大北陽が、延長10回サヨナラ勝ち 4点リードを追いつかれるも
「春季高校野球大阪大会・3回戦、関大北陽5-4汎愛」(29日、金光大阪グラウンド)
春夏通算14度の甲子園出場を誇る関大北陽が、延長10回サヨナラ勝ちで汎愛を下した。
終盤に最大4点リードを追い付かれた。それでも先発左腕・久保、2番手右腕・北口のリレーで粘り、延長十回2死一塁で、2番・村田が右中間へサヨナラ三塁打を放った。
辻本監督は「失点は守備のミスからだった。夏もこういうゲームはあると思うし、選手はいい経験になったと思う」と競り勝った展開に手応えを感じ取った。
今年は、夏の甲子園が第100回記念大会を迎える。関大北陽も2008年に北陽から改称して10周年の節目の年だ。
最後に甲子園へ出場した2007年センバツも校名は北陽で、関大北陽となって以降は、一度も甲子園出場がない。辻本監督は「今年は気合が入っています」。今年は計算できる投手が4人おり、打線も旧チームから主力のメンバーが中軸に座る。かつて大阪の「私学7強」の一角として活躍した強豪が今夏、11年ぶりの甲子園出場を目指す。