横浜、2年ぶり13度目の優勝 準決で東海大相模撃破の桐光学園に快勝
「春季高校野球神奈川大会・決勝、横浜8-1桐光学園」(29日、横浜スタジアム)
横浜が2年ぶり13度目の優勝を果たした。板川佳矢投手(3年)と及川(およかわ)雅貴投手(2年)の左腕リレーで桐光学園打線を5安打1失点に封じた。
両左腕が春制覇の立役者だ。先発はエースの板川。五回に四球と二塁打で無死二、三塁のピンチを迎えるとギアを上げた。「0点に抑えたら流れが来る。全力で抑えにいきました」と気迫の投球。2奪三振などで無失点で切り抜けた。
六回に1点を失いなおも2死一、二塁の場面で、及川がマウンドへ向かった。「いつでもいけるように準備していました」と最速149キロの豪腕は3回1/3を投げ無失点の好救援。準決勝でセンバツ4強の東海大相模を破り勢いに乗る桐光学園打線を封じ込めた。
今大会は6試合で59得点、2失点と攻守で圧倒した。昨秋の神奈川大会準々決勝・鎌倉学園戦では15失点でコールド負け。平田徹監督は「この春は結果を求めて、勝負にこだわってやってきた」と一冬越えて投手陣の整備に成功し、打線も破壊力そのままに激戦区・神奈川を制した。