「中日－ＤｅＮＡ」（３０日、ナゴヤドーム）

　中日・松坂大輔投手（３７）が今季３度目の先発マウンドへ上がり、６回１１４球、３安打１失点。２点をリードし、勝利投手の権利を持って交代した。松坂にとっては、２００６年９月１９日ソフトバンク戦以来、４２４１日ぶりの日本球界での白星が懸かる。

　松坂は１失点、６奪三振も８四死球と荒れ気味で毎回走者を背負った。それでも最速１４７キロを計測するなど、力強い投球で四回までは無失点。球数が１００球に近づいた五回、押し出しを含む３四球を与えて１点を失ったが、六回は四球と振り逃げで２死一、二塁のピンチを招くも、後続を断ち、笑顔でベンチへと引き上げた。

　打線は初回、大島、京田の連打で好機をつくると、この試合から４番に復帰したビシエドと、横浜高の後輩・福田のタイムリーなどで３点を先制し、松坂を援護した。

　松坂は過去２度の先発はいずれも黒星。

　５日の巨人戦（ナゴヤドーム）で、西武時代の２００６年９月２６日のロッテ戦（インボイス）以来、４２３４日ぶりとなる日本での先発マウンドに立ち、５回９６球を投げ、８安打３失点で敗戦投手となった。

　２度目の先発は中１３日で１９日・阪神戦（ナゴヤドーム）。１２３球を投げて７回４安打２失点と好投したが、打線の援護に恵まれず、２敗目を喫した。