プロ注目の東洋大・中川が今季1号 7試合目で待望一発に笑顔
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「東都大学野球、東洋大4-2駒大」(1日、神宮球場)
東洋大が終盤に逆転し、先勝した。プロ注目の中川圭太内野手(4年・PL学園)が六回に今季1号となるソロ本塁打。4番が反撃ののろしを上げ、チームを勢いづけた。
狙いすまして放った一発だ。2点差に広げられた直後の六回。2死走者なしで打席を迎えた。「4番が打つと流れが変わる」と待っていたスライダーを振り抜くと、打球は左翼へ。今季7試合目にして待望の一発に「うまく打てました」と笑みがこぼれた。
四回にも逆らわずに中前へ運んでおり、マルチ安打と調子は上向いている。阪神・吉野スカウトは「(ホームランの打席では)最後、腕を使って押し込んでいた」と技術の高さを評価。チームの勝利に右の大砲は「粘り強く戦えた」と主将の顔をのぞかせた。