「オリックス６－５西武」（２日、京セラドーム大阪）

　オリックスが今季初となる５点差を逆転し、初の３連勝。

　先発ディクソンが初回に４失点、その後もメヒアに１号を打たれるなど苦しい投球だったが五回まで投げきった。

　六回からは吉田一が登板、２イニングを無安打に抑えた。七回２死からは源田に１２球粘られながら三邪飛に打ち取ると直後にロメロの決勝弾が飛びだした。

　八回は山本が浅村、山川、森のクリーンアップを寄せ付けず三者凡退。

　九回は前日、休養日だった守護神・増井が登板し、外崎、栗山、メヒアを三者連続空振り三振に打ち取る完ぺきな投球で抑えリーグ単独トップの６セーブ目を挙げた。

　今季初勝利となった吉田一は「一人ずつという感じでした。一発のある打者が多いので無駄な走者は出さないようにした。前回登板で打たれていたけど気持ちの切り替えはできない。抑えるしかないので強い気持ちでマウンドに上がりました」と振り返った。

　最後を締めた増井も「昨日、休ませてもらったし、山本くんの投球も刺激になった。３者連続三振は、僕はいつも三振を狙っている。バットに当たると何が起こるか分からないので打球を飛ばさないのが一番ですから」と話した。

　福良監督は「吉田一が２イニングいってくれたのが大きい。きょうの勝ちは大きいですね。あしたは金子に頑張ってもらいます」と前回対決で３タテを食らった首位・西武に対して３タテ返しを期待していた。