センバツ出場の乙訓、京都大会準々決勝進出 北稜にコールド勝ち

 「春季高校野球京都大会・1回戦、乙訓8-1北稜」(4日、京都府太陽が丘球場)

 今春センバツに出場した乙訓が、センバツ後初の公式戦に臨み、北稜を8回コールドで下して準々決勝へ進出した。

 最速144キロの先発右腕・川畑大地投手(3年)は8回6安打1失点。「前半は力が入りすぎたけど、後半は力を抜いてテンポ良く投げられた」と納得した様子で投球を振り返った。

 新チームから左腕・富山太樹投手(3年)との“Wエース”で奮闘。昨秋近畿大会4強へ導き、同校初のセンバツ出場に貢献した。

 センバツでは初戦の2回戦・おかやま山陽戦で、2番手として5回3安打無失点の好投を見せ、甲子園初勝利へ導いた。

 3回戦・三重戦でも2番手で5回1/3を無安打無失点。チームは敗れたが、聖地では2試合で10回1/33安打無失点と結果を残した。「大舞台で投げさせてもらったことは、いい経験になっている。プレッシャーを感じずに投げられるようになった」と自信を深める大会にとなった。

 これまでは先発・富山、リリーフ・川畑が“勝ちパターン”だったが、背番号1を背負う右腕は夏に向けて「完投ができる投手」を目指す。チェンジアップを改良し、打たせて取る投球スタイルにも挑戦している。

 「自分たちはまだどっしり構えて野球ができるチームではない。みんな強いと思っていないし、秋と同じようにチャレンジャーと思ってやっていきたい」。今年の1年生は34人入部し、マネジャーを合わせて部員114人なった。夏までに全員から信頼される大黒柱を目指す。

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