オリックス・T-岡田8年ぶり2打席連発 通算1000試合出場
「ソフトバンク2-5オリックス」(6日、ヤフオクドーム)
勝負を決めたのは眠れる主砲のバットだった。同点の七回先頭。オリックスのT-岡田が中田の変化球を強引に中堅まで運んだ。さらに八回には田中から右翼へアーチをかけた。2打席連発は本塁打王に輝いた2010年8月5日の西武戦以来、8年ぶりとなった。
「久しぶりですね。(4月30日に1号が)本塁打が出てから状態は悪くなかった。スタンスを開いて、シンプルに打つようにしたのが良かったのかも」
この日は節目の通算1000試合出場で、自ら祝砲を飛ばした。プロ13年目。「入ったときは考えられない数字でした。何もかものキレが違った。こんなところでやっていけるのかと思った」と振り返る。初めてのキャンプは衝撃だったという。そこから努力を続けてきたからこそ、今がある。
「使ってくれた監督、球団に感謝したい。もっとチームに恩返ししないといけない」
ソフトバンク、西武、ソフトバンクと続いた9連戦は3カード連続勝ち越し。「もっともっと上を目指して全力でやっていきたい」と選手会長は力強く言い切った。