早大・徳山 3者連続K締め1勝
「東京六大学野球、早大5-3東大」(6日、神宮球場)
早大が連勝で今季初となる勝ち点を挙げた。ルーキーの徳山壮磨投手(1年・大阪桐蔭)が2回無失点の好救援でリーグ戦初勝利。
昨春のセンバツ優勝投手がキレのある速球でねじ伏せた。徳山が同点の八回から3番手として登板。直後に味方が勝ち越し、勝ち投手の権利を得て九回のマウンドに向かった。
「一番自信のある球で押していこう」と、この日最速145キロの直球を軸に組み立て、3者連続三振。控えめなガッツポーズを繰り出して試合を締めた。
昨秋の高校日本代表に選出された右腕は、ともに戦った日本ハム・清宮の活躍に刺激を受けている。最近もお互いに連絡を取り合い、「早稲田の看板を背負って頑張ってくれ」とかつての戦友からエールを送られた。
昨季70年ぶりに東大と同率で最下位に沈んだ早大にとって頼もしい新戦力。徳山が新人離れしたマウンドさばきで、チームの巻き返しに貢献していく。