日本ハム清宮、王会長の前でプロ初補殺! 早実大・先輩のエールに応えた

 5回、柳田の左飛を捕球後、本塁に送球する清宮
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 「ソフトバンク4-5日本ハム」(11日、ヤフオクドーム)

 延長戦の末の勝利に、日本ハム・ドラフト1位の清宮(早実)はベンチで相好を崩した。母校・早実の大先輩、ソフトバンクの王会長が見守る特別な一戦。打撃は4打数無安打に終わったが、不慣れな左翼の守備で新境地を示した。

 4-4の五回1死一、三塁。柳田が放った打球は左前に上がった。猛然とダッシュして落下地点に達した清宮は捕球後、素早いステップで本塁に送球。ワンバウンドで清水のミットに収まり、スタートを切っていた三走・今宮を完璧に刺した。

 公式戦3試合目のポジションでプロ初補殺を記録。「走ってこないと思っていたんですけど、準備はしていました」。その他の打球も冷静に処理した。

 試合前、三塁ベンチ裏で王会長に激励された。握手を交わし「プロの世界で一流まで上り詰めて、極められた偉大な先輩。プロに入ってから、その素晴らしさをさらに再認識しました」と感激。世界のホームラン王は「そんな甘いもんじゃない。いろいろ経験して。プロ野球界のために頑張ってくれるでしょう」とエールを送った。

 打撃は、プロ1号を放った9日・オリックス戦の2打席目から12打席連続無安打。それでも、清宮は「結果が出なくても目をつぶって使ってもらっているので、自分らしさだけは忘れないようにしたい」と前を向く。目指すは先輩が樹立した世界記録868本塁打。次戦、自慢のバットで怪物の真価を見せる。

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