法大・中山サイクル安打!! リーグ史上8人目快挙
「東京六大学野球、法大17-1東大」(12日、神宮球場)
1回戦2試合が行われ、法大と立大がそれぞれ先勝した。法大はプロ注目の中山翔太内野手(4年・履正社)がリーグ史上8人目のサイクル安打を達成し、4安打6打点と今季初勝利に貢献した。
こだわりのある一発で大記録を成し遂げた。七回2死二塁、直球を振り抜くと法大・中山の打球は高々と舞い上がり左翼席へ。「角度がよかった」と待望の今季1号2ラン。2012年春の小室和弘(明大)以来の偉業に「(守備で)交代してベンチに戻ってから知りました」と喜んだ。
4番らしい働きが光った。初回、右翼への適時三塁打を皮切りに五回の2点適時二塁打、六回の左前適時打と快音全てで計6打点をマーク。今春は試合前まで打点なしと波に乗れなかったが、青木久典監督(45)との打撃修正が最高の形で実った。
広島・苑田スカウト統括部長は「タイミングの取り方がうまい」と右の大砲を絶賛した。体脂肪率11%と筋骨隆々の主砲は「勝ったことがうれしい」と勝利のために打ち続ける。