ヤクルト・原 大炎上8失点KO 小川監督あきれ顔 ローテはく奪も
「ヤクルト4-12巨人」(16日、鹿児島県立鴨池野球場)
ロースコアで競り勝った前夜の流れが、あっさり途切れた。ヤクルト先発の原が3回1/3で8失点の大炎上。まさかの背信投球に、小川監督も「序盤の失点がすべて。あれだけ打たれりゃ仕方ない」と、あきれ顔だった。
同点の四回。先頭の阿部から4連打を浴びると、送りバントを自ら三塁に悪送球する適時失策。さらに連続適時打と止められなかった。試合後は「特に何もないです」と肩を落とすしかなかった。
今季6度目の先発でも勝ち星をつかめず5敗目を喫した右腕に、田畑投手コーチは「同じ失敗ばかり。成長のあとが見えない」とおかんむり。「次回?どうしようかな」とローテから外す可能性も否定しなかった。最下位からの浮上へ、先発の踏ん張りが求められる。