DeNA・東、ルーキー完封一番乗り 虎に3度目の正直!被安打3で圧巻3勝目

 「阪神0-5DeNA」(16日、甲子園球場)

 「三度目の正直」で得た勝利は、猛虎を完全に沈黙させる快投。12球団の新人一番乗りとなるプロ初完封で飾った。「やっと勝てたので良かったです」。緊張から解き放たれ、DeNAのドラフト1位・東(立命大)に、新人らしい笑顔が浮かんだ。

 「勝ちにこだわっていきたい」と臨んだマウンド。立ち上がりから、その投球がさえわたる。初回は1四球を与えるも、糸井を内角直球で見逃し三振に切るなど上々のスタート。カーブ、チェンジアップも効果的に決まり、八回まで福留の左前打1本に抑えた。

 ここまで阪神戦は好投しながら2戦2敗。チームも開幕から阪神戦は5戦全敗。さらに自身も4月19日の巨人戦以降、勝ち星から遠ざかっていた。今まで、これだけ勝利に届かなかった経験などない。

 「勝ちに飢えています」と話す東。一方で、マウンドでは九回無死一、二塁で福留を遊ゴロ併殺打に打ち取るまで「完封を意識していなかった」と冷静。強い心が球団では13年の三嶋以来となる新人完封勝利につながった。

 防御率1・70はリーグトップに。だが、1つの勝利に満足はしない。「次からも勝ち続けないといけない。一つの自信として心の中にしまっておきます」。聖地での勝利を力に、左腕が連勝街道を歩み出す。

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