DeNA筒香 2戦連発 連日逆方向に「球がよく見えているということ」
「巨人1-5DeNA」(19日、東京ドーム)
主砲が目覚めの時を告げる一発を見せた。初回2死一塁で打席に向かうDeNAの4番・筒香。巨人・田口の外角直球を捉え、左翼席へたたき込む2試合連発の先制8号2ラン。これが、決勝点となった。
「自分のポイントで力強く捉えることができた」という納得の一打。前夜は相手エース・菅野、この日は左腕・田口からともに逆方向への一打となったが「あれが出ているということは、球がよく見えているということ」と完全復調の気配だ。 巨人戦まで5月は打率・204、0本塁打。ラミレス監督は「モチベーションが上がれば」と15日の阪神戦から筒香を4番に据えた。「いろいろなメッセージがある。監督の思いも、気持ちの中で大きなものがある」と筒香。期待に応えるため、試行錯誤を続けた。
初戦の練習から打撃フォームのスタンスを微調整。指揮官も「本人もいい感じだと言っていた」と復調の気配を感じ取った。前夜との違いはチームの勝利。「チームが勝てたのが一番」。鯉を捉える役者はそろった。