大阪桐蔭 ドラ1候補・根尾が満塁弾&完封 大阪大会4大会連続優勝
「高校野球春季大阪大会・決勝、大阪桐蔭9-0関大北陽」(20日、大阪シティ信金スタジアム)
今春センバツを制した大阪桐蔭が、関大北陽を下して優勝し、春季近畿大会への出場権を獲得した。今秋ドラフト1位候補の根尾昂投手(3年)が、「4番・投手」で先発。決勝の満塁本塁打を放ち、完封する大活躍で頂点へ導いた。
0-0の三回1死満塁。根尾がバットを振り抜くと、完璧に捉えた打球が軽々と100メートルの右翼フェンスを越えた。
投手としては、センバツ決勝・智弁和歌山戦以来の先発マウンドに立った。
最大のピンチとなった六回1死満塁では、まず4番・赤松を直球で空振り三振。続く5番・坂本が捕手後方へのフライを打ち上げると、捕手・小泉が打球を見失っている間に、根尾がマウンドを駆け下りて捕球する場面もあった。
打線は、六回に9番・山田優太内野手(2年)がバックスクリーンへソロを放ち、3番・中川卓也内野手(3年)も右翼席へ2ランを放つなど、12安打で9点を奪い、関大北陽投手陣を圧倒した。
大阪桐蔭は大阪大会では、2017年の春季大阪大会から4大会連続優勝。大阪の公式戦は31連勝となった。
両校の先発は以下の通り。
【先攻・関大北陽】1番・二塁 宮内
2番・一塁 村田
3番・遊撃 山下
4番・三塁 赤松
5番・捕手 坂本
6番・右翼 倉岡
7番・左翼 三杉
8番・投手 北口
9番・中堅 嶋
【後攻・大阪桐蔭】
1番・捕手 小泉
2番・右翼 青地
3番・遊撃 中川
4番・投手 根尾
5番・二塁 山田健
6番・一塁 石川
7番・中堅 中野
8番・左翼 湊
9番・三塁 山田優