DeNA・筒香 1試合3発&3戦連発 3連戦5発に…指揮官「アンビリーバブル」
「巨人2-10DeNA」(20日、東京ドーム)
十分すぎる手応えがあった。主砲がついに打棒爆発だ。自身初、球団の日本選手では04年・多村以来、14年ぶりの1試合3本塁打。DeNA・筒香嘉智外野手は「手応え?どれも一緒です」と頬を緩め、満足そうに笑った。
アーチショーの幕開けは一回。2死一塁で中越えに9号先制2ランをかっ飛ばし「いいポイントで、しっかりとスイングすることができました」。今季初の3戦連発で一気に波に乗った。四回には初球を完璧に捉え右翼バルコニー席上部に到達する2打席連続の10号ソロ。特大弾で5年連続2桁本塁打とすると、九回にも右中間席に11号ソロを放った。
17日までの5月の成績は打率・204、0本塁打と本来の姿ではなく打撃フォームの微調整に着手。18日、巨人3連戦初戦の試合前にラミレス監督にも報告した上でオープンスタンスにし、重心を下げた。「(しっかり)捉えているという感覚」と本人も手応えをつかみ、今回の3連戦で5本塁打の大爆発につなげた。
15日の阪神戦から筒香を4番に据えた指揮官は「4番の仕事を期待してましたけどアンビリーバブルなシリーズ(3連戦)だった」と目を見開いて絶賛した。責任感を持ってグラウンドに立った筒香は今季初の4安打をマークし、2年ぶりの1試合6本塁打と爆発した打線をけん引した。
連勝で2位の巨人に0・5差に迫った。「打てるだけ打ちます」と豪快に宣言した主砲。もっともっと暴れて、チームに勢いをもたらす。