日本ハム・清宮 初のスタメン落ち プロ初代打も3球三振…降格危機
「日本ハム7-1楽天」(20日、札幌ドーム)
日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(早実)の出番は、試合の大勢が決した終盤だった。1軍デビュー戦から15試合連続先発出場中だったが、この日は初めてベンチスタート。プロ初の代打で打席に入り、3球三振に斬られた。
6点リードで迎えた八回1死。4番手・小野に真っすぐ2球で簡単に追い込まれ、最後はワンバンドの変化球にバットは空を切った。「少し立ち遅れたというか…。差し込まれた感じがしました」。神妙な面持ちで「1打席しかないというのは難しいです」と続けた。
試合後、栗山監督は「疲れているのは分かっていた。代打でいく時の姿も見たかった」とスタメンから外した理由を説明。さらに打率・173という現状もある。指揮官は以前から清宮の2軍育成プランを描いており、試合前にも改めて「下でやらせるというのもある」と明かしていた。
左ハムストリングの張りで登録抹消されているアルシアが、交流戦開幕の29日・巨人戦にも1軍復帰する見通し。左翼のポジションが重複する清宮にとっては、22日・ロッテ戦からの6試合が1軍残留を懸けたアピールの場となる。栗山監督は「翔平(大谷)みたいにチームを勝たせられるレギュラーになってほしい」と願う。怪物がいよいよ2軍降格の危機に立たされている。