横浜・及川、150キロを計測も6失点 木更津総合に大敗

 「春季高校野球関東大会・準々決勝、木更津総合13-5横浜」(21日、ゼットエーボールパーク)

 今春の神奈川大会優勝・横浜が七回コールドで敗退した。2番手の左腕・及川(およかわ)雅貴投手が自己最速を1キロ更新する150キロを計測するも6失点。「勝てるピッチャーになりたい」夏へ向け成長することを誓った。

 2度のビッグイニングに沈んだ。初回、エースの板川佳矢投手(3年)が打ち込まれ1回もたずKO。わずか5球の準備だけでブルペンから及川がマウンドに向かう緊急事態。左腕リレーで乗り切ろうとするも、流れを止められず一挙7点を許した。

 二回以降は及川が剛速球と切れ味鋭いスライダーで立ち直るも、疲れの見え始めた七回に再び捕まった。「取られちゃいけない場面で取られてしまった」と追加点を与え降板。後を受けた土生翔太投手(3年)も制球が定まらず、この回だけで計6点を失った。

 平田徹監督は夏への課題を問われ「すべてですね」と挙げた。及川についても「勝負強いピッチャーにならないと」と期待を込めた。

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