DeNA筒香150号 “師匠”田代氏へ感謝の一発!球団最年少記録更新
「DeNA3-2中日」(24日、横浜スタジアム)
勝利を呼ぶ一撃が、長い滞空時間を経て右翼席上段へと消えた。三回1死。ロペスの同点2ランで興奮冷めやらぬ空気の中、DeNAの4番・筒香嘉智外野手(26)が中日先発・吉見の初球、内角スライダーを完璧に捉えた。
「自分のスイングで捉えることができ、手応えも良かった」。5戦6発となる決勝の12号ソロ。これが節目の通算150本塁打となった。「いろんな人に支えられて打てた。感謝の気持ちが強い」。その一人が、プロで最初の“師匠”である巨人・田代富雄2軍打撃コーチだ。
田代氏は筒香がプロ1年目時の2軍監督。「試合の準備を怠った時は強く言われることもあったが、愛情があって、最後まで見捨てない人柄だった」と感謝の思いは強い。
26歳5カ月での150号は、その田代氏の27歳1カ月を更新する球団最年少記録だ。「これで恩返しと言ったら田代さんに怒られる。もっと打てるように頑張りたい」。記録よりも勝利への一打。ハマの4番の遺伝子は、確かに受け継がれている。