槙原氏、長嶋監督に条件反故にされ「ちょっと違うんじゃないの」

 元巨人投手で野球評論家の槙原寛己氏(54)が26日、TBS系「サタデープラス」に出演。「語りたくなかった。みんな聞いてこなかった」という1999年6月12日、甲子園球場で行われた巨人戦で延長12回、新庄剛志氏に敬遠球を打たれサヨナラ負けしたシーンは長嶋監督の“約束反故”から生まれたことを明かした。

 1998年に先発からリリーフに転向した槙原氏。そのときの条件が(1)勝ち越している試合の1イニングだけ (2)サヨナラ負けのある同点場面では使わない…というものだった。

 6月12日のその日も、当時の長嶋監督から「勝ち越したら行くぞ、肩をつくっておけ」と言われ、準備していた。だが12回裏サヨナラ負けのピンチに長嶋監督が交代を告げたことから「ここで行かすの?ちょっと違うんじゃないの」と登板条件が違っていたことに仰天。

 それでも「行けと言われれば行かなきゃいけない商売。そこから気持ちを入れていかないと打たれちゃう」と必死に気持ちを切り替えたことを明かした。だが「気持ちを入れても、結局打たれたんですけどね」と苦笑い。十分な心の準備ができておらず、乱れてしまったことを明かした。

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