巨人3連敗で4位転落 7番降格のゲレーロ4の0&拙守
「阪神5-4巨人」(26日、甲子園球場)
終盤の粘りも、勝利にはつながらなかった。巨人は、2点ビハインドの八回に長野の起死回生の同点2ランが飛び出したが、勝ち越しの1点が奪えずに九回にサヨナラ負け。3連敗で貯金をはき出し、4位に転落した。虎党の大歓声を背に引き揚げた高橋監督は「(同点の)次の1点がなかなかね」と表情を曇らせた。
打線を大幅に改造して臨んだ。6日以来、14試合打点のないゲレーロを中軸から外し7番に。岡本、阿部、亀井のクリーンアップを組んだ。「どうしたら点が入るかという流れを考えた」と指揮官。初回は亀井が先制打を放って機能したが、ゲレーロは三回2死三塁で三ゴロに倒れるなど4打数無安打。兆しを見せられなかった。
守っても二回1死一塁から江越の左翼線への打球処理にもたつく間に一走の生還を許した。攻守で精彩を欠いた助っ人は「見ての通りです」と声を落とし「(打撃は)バランスがちょっと悪いかな」と浮かない表情でバスに乗り込んだ。次戦が交流戦前最後の一戦。停滞ムードを打開できるか。