野球評論家の張本勲氏が２７日、ＴＢＳ系「サンデーモーニング」に出演。プロ野球の展望を語った。

　開幕から好調の西武が首位を快走しているが「パリーグは１強だね。ハムが２位で頑張っているけど。ソフトバンクがエースの東浜、千賀が調子悪い。バッターは柳田だけですから、ちょっと苦しい」と断言。今後の展開を予想し、「７月、８月これからピッチャーがへばってくる。バッターの時期なんです、西武は１２球団イチ。西武が来ると思う」とうなずいた。

　一方、野球評論家の黒木知宏氏は「パ・リーグに関しては団子状態になるのかなという感じがします」と、混戦を予想。その理由を「ファイターズはピッチャー陣がいい。交流戦が始まりますから、どれだけ貯金できるか。そういう戦いによってはゲーム差が迫ってきて、面白い戦いになるのかな」と語った。

　セ・リーグに関して、張本氏は「やっぱり広島でしょう。交流戦はじまりますから。交流戦、広島がまた強いんだ。攻走守そろっているから」と、自信満々。だが、進行役の関口宏から「そろっている？それは交流戦じゃなくても強いでしょう」とまっとうなツッコミを入れられ、「だから、まあ…。相手が、わずかな短期間ですから」と答えに窮した。説明をあきらめ、「そんなへりくつ言ったら困るわ！」と苦笑いを浮かべた。

　４位に転落した巨人に関して、「投打によくない。バッターは３人いいのがいないとだめ。ピッチャーはふたり。菅野だけだもん、巨人は。田口がだらしない、困っていますよ」と語った。