交流戦で新人王へ加速する。ＤｅＮＡのドラフト１位・東克樹投手（２２）＝立命大＝が２８日、都内で交流戦開幕記者会見に出席。交流戦全勝で、チームにも自らにも勢いをつけることを宣言した。

　前年は浜口が新人ながら交流戦３戦３勝。そのまま１０勝を挙げるなど躍進の足がかりとした。東も３試合程度の登板が予定されるが「もちろん３つ勝ちたい。自分も勝ちに飢えている」と明言だ。

　“浜口超え”を目標に掲げるだけに、先輩左腕が成し得なかった新人王獲得へも弾みとしたいところ。その中で、対戦を楽しみにしているライバルが西武・森。中学時代、野茂英雄氏が総監督を務めた「ＪＵＮＩＯＲ　ＡＬＬ　ＪＡＰＡＮ」でチームメートだった。

　「（森は）中学時代から別格。プロに行くだろうと思っていた」。だが自らも同じプロの世界に入り、西武戦登板の可能性もあるだけに「成長した姿を見せたい。直球で勝負したい」と力勝負で挑む構えだ。強敵を打ち倒した勝利の先に、さらなる進化が待っている。