亜大・中村稔弥が初完封 142球11奪三振で東洋大に意地
「東都大学野球、亜大3-0東洋大」(29日、神宮球場)
亜大が投手戦を制し先勝した。プロ注目の中村稔弥(としや)投手(4年・清峰)が今季初完封でリーグ単独トップとなる5勝目。このカードで勝ち点を挙げれば3季連続優勝となる東洋大に意地を見せた。
まさしくエースの投球だった。中村稔が142球の熱投で11奪三振。「真っすぐが切れていた」と毎回のように走者を許すも、崩れる気配はなかった。要所を締めて三塁を踏ませず、今秋ドラフト1位候補の東洋大・上茶谷との投げ合いを制した。
大黒柱に生田勉監督も満足げだ。「(このカード)3連投してもらうつもり」と信頼は厚い。「(明日は)頭でも抑えでも行って2戦で取りたい」と中村稔。エース左腕はフル回転の準備万端だ。