東洋大が3季連続Vに王手 ドラフト注目リレーで完封
「東都大学野球、東洋大1-0亜大」(30日・神宮球場)
東洋大が接戦を制し3季連続19度目の優勝に王手をかけた。今秋ドラフト1位候補の上茶谷(かみちゃたに)大河投手(4年・京都学園)と甲斐野央(ひろし)投手(4年・東洋大姫路)が完封リレー。虎の子の1点を守り切った。
借りを返した。前日に続いての先発に上茶谷は「やり返せるチャンス」とマウンドへ向かった。相手の先発も連投の亜大・中村稔。「さらに気合が入った」とエース対決に燃えた。
1回戦で被安打7のうち6本を左打者から浴びた反省を生かし、左が7人並ぶ亜大打線に細心の注意を払った。テンポのいい投球で的を絞らせず6回無失点。許した安打はわずか2本でリーグトップタイの5勝目をつかんだ。
リーグ制覇へフル回転も辞さない。この日の球数はわずか72球。杉本泰彦監督から「今日代わったときに『明日も行くぞ』と言われた」と明かした。エースの3連投で3連覇をもぎ取る。