ロッテ・渡辺、初黒星に「悔しい」六回途中2失点で降板
「交流戦、ヤクルト3-1ロッテ」(31日、神宮球場)
ロッテのドラフト5位・渡辺啓太投手が初黒星の悔しさとともに、反省の言葉を口にした。
「六回、ピンチを作ってマウンドを降りる形になってしまった。悔しい。課題です。あそこでもうひと踏ん張りできるようにしないといけない…」
1点リードで迎えた六回だ。先頭の青木に左へ運ばれ、続く坂口の内野安打で一、二塁となった。
ベンチが動いた。交代。田中をマウンド送った。96球だった。
田中はバレンティンを三振に切ったが雄平の内野安打で満塁。ここで西浦の同点の犠飛を許し、さらに大引に勝ち越しの2点二塁打を浴びた。
5回0/3を被安打3で2失点。初白星は消えて、逆に初黒星がついた。
四回まで無安打に抑えた。ストレートを軸にシュート、スライダーを低めに集めた。
五回、先頭の大引に初安打を許して2死二塁となった。このピンチで山田を見逃し三振に仕留めた。
四回まで先頭打者を出さなかった。「リズムよく打者を打ち取るのが持ち味です。先頭(打ち取るのが)大事になる」と話し、六回の場面を「1つ甘くなると打たれる…」と唇をかんだ。
5月17日のオリックス戦でプロ初先発して5回を3失点、24日のソフトバンク戦は5回を4失点だった。
井口監督は「次もあります」と引き続きチャンスを与える。
「もっといろいろなことをやっていかねばならない」
渡辺が前を向いた。