早大、雪辱1勝 小島、志願連投で7回0封4勝目
「東京六大学野球、早大9-0慶大」(3日、神宮球場)
早大が雪辱し、1勝1敗とした。プロ注目左腕の小島和哉投手(4年・浦和学院)がリーグ戦初の2試合連続で先発を務め、7回無失点で今季4勝目。打線は2本塁打など9得点で援護した。秋春連覇を決めている慶大は投手陣が崩れ、攻撃陣も10安打で12残塁。11年春以来、14季ぶりの完全優勝は3回戦に持ち越しとなった。
小島が志願の連投で勝利を呼んだ。「投げなかったら後悔しそうだと思った」と前日の1回戦の試合後、高橋広監督(63)に先発を直訴。この日朝の状態からGOサインが出た。毎回安打を許す苦しい展開も「真っすぐで押し通す」と気迫の投球で得点を許さなかった。2日間で計261球を投げ「合格点を与えてもいい」と納得の表情だった。