星野仙一さん、後援会「大仙会」が解散

 1月に逝去した星野仙一楽天球団副会長の大阪後援会「大仙会」の解散が5日、発表された。4日に大阪市内のホテルで行われた同会の役員会・総会で決まった。会規約には「星野仙一が球界を退く時」を会が解散する時と定められていた。

 総会では名誉会長の福井俊彦キヤノングローバル戦略研究所理事長(元日本銀行総裁)が「昨年暮れの野球殿堂入りパーティー時に星野さんの健康状態が良くないことは実は承知していました。しかし、まさか新年早々に悲報を受けるとは想像もしませんでした。星野さんのおかげで私たちはより一層野球が好きになりました。星野さんありがとう」とあいさつした。

 会の活動で残った余剰金は約400万円。役員で協議し、星野氏が生前行っていたチャリティー活動支援の一環として、星野家を通じて白血病治療支援機関に全額寄贈されることが決まった。

 「大仙会」は星野氏が阪神監督に就任したことを受け、2002年に「虎仙会」として発足。楽天監督に就任後は名称を「大仙会」に変え、後援活動を続けてきた。

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