楽天の松井が再調整で登録抹消 梨田監督「本当の松井のボールではない」
楽天・松井裕樹投手(23)が7日、再調整のため出場選手登録を抹消された。
松井は抑え4年目の今季、状態が上がらず24試合登板で0勝5敗2セーブ、防御率5・01。5月11日のオリックス戦(京セラ)からは一時的にセットアッパーに配置転換され、主に八回の登板を任されていた。
梨田昌孝監督(64)はこの日、「セットアッパーにして投げる機会を増やしてやってみたが、いいときもあるけど悪いときもあって。本当の松井のボールではない。このままやるより、見つめ直す方がいいと思った」と説明。守護神の2軍降格に「こっちが決断しないとなかなか前に進まないと思った。しっかり調整してすべてのことをリセットして上がってこいと本人には話した。交流戦明けには戻れるようにと思っている」と語った。
セットアッパーの福山も不調で現在2軍調整しており、守護神を務めた松井も1軍から姿を消した。指揮官は「去年の夏ぐらいには自責0だった福山と、防御率0点台だった松井の2人いないのだから、大変は大変。でも福山を敗戦処理で使うわけにはいかないし、松井もあと何十年もやらないといけない選手」と話した。
八回は当面の間、宋家豪が務める。