楽天・辛島が4失点KO「一発で仕留められた」 再び交流戦単独最下位に…
「交流戦、広島7-0楽天」(8日、マツダスタジアム)
セ界を独走するカープの底力に、梨田楽天が粉砕された。先発の辛島は2回0/3を4失点KO。打線も5安打完封負けで、借金は17に逆戻りした。8日は阪神の試合がなかったため、再び交流戦単独最下位に沈んでしまった。
「どの球もコントロールできていなかったし、ストライクを取る球がなかった」。辛島はうつむいた。初回、タナキクマルの3人に瞬く間に先制を許した。二回に会沢、三回には丸といずれも先頭打者にソロを被弾。「一発で仕留められた感があった。甘いところを一発で行かれた」とカープ打線の破壊力を実感した。梨田監督も「いつもだったら90~100球くらいの球が、きょうは初回から来ている感じだった」と唇をかんだ。
打線も波に乗れなかった。三回2死一、二塁の反撃のチャンスで、ウィーラーが放った痛烈な当たりは、中堅・丸のダイビングキャッチによって阻まれた。攻守ともに、勢いの差は歴然だった。